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■セントポーリアが「室内園芸の女王」と言われる由縁 2006年08月24日 |
(1) 明るい半日陰の光を好むので、室内で育てられる。 また、光量が不足する時は育成ランプで育てることが出来る。
(2) 周年開花の植物なので、1年中室内で花が楽しめる。 ただし、夏は冷房、冬は暖房を前提とする。
(3) 専用用土で植えることにより、病害虫が少なく、植え替えも室内で 行うことが出来、残土も家庭ゴミとして処理できる。
(4) 専用用土で植えることにより、水かけも1週間に1回位で済み、 底面給水方式で管理すれば水かけのタイミングを考えることも無い。
この様な他の植物にはない特性により、「室内園芸の女王」と呼ばれるのです。この特性は、イワタバコ科(ゲスネリア属)以外の植物では今現在対応できるものはありません。
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■セントポーリアの花を一年中楽しむには 2006年08月24日 |
(1) 花はどのようにして咲くのでしょうか?セントポーリアの開花のメカニズムを考えましょう。
a,花芽のつく場所
葉柄の基部、1枚の葉にひとつの花芽又は葉芽(脇芽)が出来る
b,花芽を育てる葉の一生
生まれたて =0歳 幼い葉(ベビーリーフ) 成長期(大人の葉に育つ大切な時期) =10代 花芽(蕾)を作る =20代 花を開く(花=種子=子孫を残す働き) =30代 開花を終え、株の成長を助ける =40代 葉の役目を終え、終焉に向かう =50代以降 (新しい葉を育てるための新根が出る場所を提供するため落葉する)
c,植え替えのすすめ
セントポーリアは、新たに生まれる葉に対して新しい根が育ちます。古い根がいつまでもあって、ひとつの株を維持するものではありません。終焉を迎えた葉が落葉することにより、その茎側の部分から新たなる根が育ってくるのです。古い葉は落ち、新しい根が生まれ、新たなる生命の「ベビーリーフ」が誕生する、という輪廻です。
d,植え替えの回数と時期
1年間に3回を理想とする 春3月 冬の開花に感謝し、春の開花に備える。 春6月 春の開花に感謝し、暑い夏に備える。 秋9月 夏の疲れをとり、冬の開花に備える。 軽い植え替えが、株にダメージを与えず、株の新陳代謝を促進してくれます。 (1年以上植え替えをしていない株は、再生させるのが難しくなります)
(2) 肥料・活力水のおすすめ
うすい水肥料や活力水を、水かけ替わりに与えましょう (水かけ=うすい水肥料)。 絶えず成長を繰り返すセントポーリアには、肥料を与える特定の時期はありません。1年を通して季節的な施用量の違いはあっても、水かけ時に腹八分目の食事をする事で、根の負担(=胃腸の負担)も少なく栄養を吸収することが出来るのです。
用土が古い場合、根も古いので肥料の吸収が順調に出来ません。しかも肥料成分が土中に残り、根の周辺環境を悪くする恐れがあります。活力水の使用は根の養分吸収の能力を高めるので、葉の色艶も良くなり、結果として葉柄の基部から出る花芽も充実し、開花も促進されます。
(3) 各種の用土添加剤のすすめ
ミリオン・ミリオンA・シーライム・ハイフレッシュなどの添加剤を使用することで、植え替えが滞っても用土の劣化を防いでくれます。これにより株がストレスを感じるのを和らげてくれます。植え替えをこまめにするのは自信が無いと思う方は、これらの用土添加剤を上手に使いましょう。
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■殺虫・殺菌の仕方 2006年08月24日 |
月1回は病害虫の予防をしましょう。お部屋の中での薬剤散布は好ましくありませんから、出来る限り外で散布して下さい。虫が嫌がる香りを出す、ハーブや漢方の系統の素材を使った活力水も作られています。安全の点ではこのような商品が室内園芸には向いているでしょう。
植え替え方法がわからない方、セントポ―リアのトラブルでお困りの方は、ご指導致します。1鉢ご遠慮なくお持ち下さい。
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■セントポ―リアの植え替え方(基礎編) 2006年08月24日 |
A.植え替えに良い季節 春(3月下旬〜6月上旬)・秋(9月下旬〜11月上旬) 最低気温18℃以上、最高気温25℃以下が、植え替えに最も良い温度です。 年2〜4回植え替えをすると、次から次へと花が咲いてきます。
B.植え替え前の準備
花が咲いている時でも、植え替えして構いません。
C.植え替えに必要な資材
* 鉢・・・・・・・・・・・・・・・株の直径の1/3サイズくらいの小さな鉢を使用する * ネット・・・・・・・・・・・・・水はけを良くする * ビーナスライト7号(鉢底用)・・・黒曜石を1000℃で発泡させたもの * シーライムL(鉢底用)・・・・・・・・かき殻を800℃で高熱処理したもの * ミリオンA(鉢底用)・・・・・・・・・天然白土、ミネラル、高度珪酸塩 * セントポーリア用土・・・・セントポーリアの成育のために研究された基本用土 * ハイフレッシュ・・・・・・・・根にまぶすと、発根が早い * メネデール(活力液)・・・水やりの時使用すると、発根が早い * その他 トリプル、MT−500S、ミネラ原素
D.植え替えの時、便利な用品
* ピンセット・・・・・・・・・・・・・根をほぐしたり、葉を取る * わき芽カット用ナイフ・・・・・わき芽を取る * 土入れ器・・・・・・・・・・・・・・葉を汚さないで鉢に土を入れる * 水差し・・・・・・・・・・・・・・・・1L用で薬品、肥料の計算が簡単 * ハイフレッシュ入れ容器・・・手を汚すことなく、株元、根に使用できる
E.植え替え後の管理 *葉が濡れている時は、光が当たらないように注意する。 (葉にリングスポットができる) *レースのカーテン越しくらいの、柔らかい光の当たる場所に置く。 *暗いところでは、蛍光灯(育成ランプ)を使い、ランプから20〜30cmくらい 離して置くと、光が一定して花が良く咲く。
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